ブログ係のミキです。
設計士の自宅の話の続きです。

なんとか施主が自力で棚を作り終えたので、
大工さんに壁のボードを張ってもらいました。

次の工程は壁塗りです。
キッチン・お風呂以外の家中の壁に珪藻土を塗りました。
見つけた!

その準備として・・・ボードの継ぎ目をテープで張ったり、
下地から滲まないように薬剤を下塗りしたり、
はみ出さないようマスキングテープを張り巡らしたりと、
地味で根気のいる作業を夜な夜な行いました。

さて、記念すべき壁塗り初日!
左官屋さんで修業経験のある同僚の方に指導を乞い、
施主一家総出での作業となりました。

指導者の腕前に皆で感嘆の声をあげ、
己の腕前を嘆き、大騒ぎしながら指導を受け、
1日が終わる頃には、材料の捏ね方や道具の使い方も
なんとか覚えることができました。
(もちろん素人の自己満足レベルです・・・)

とにかく初めは、きれいに丁寧に
がんばって塗ろうとしました。
1度塗り、乾く前に重ね塗りをし、2度目を塗り・・・
しかし、ちっとも進まない・・・。

いいえ、進んでいるのですが、全体量が多すぎて
思った以上にはかどらず・・・

次第に大胆(適当)になっていきました。
という訳で、最初に取り掛かったクローゼットが
一番きれいに仕上がっています。(泣)

次の日からは、兄弟やら友達やら大人から子供まで、
いろんな人に声をかけて手伝いにきてもらいました。
壁塗り体験を楽しんでもらい、そして助けて頂きました。

『この壁は◇◇さん、こっちは△△さんが塗ってくれた』と
今でもはっきり思い出すことができます。

新築でも手垢にまみれた家”(笑)をつくることができて、
施主は本当に幸せ者だと思います。
子供部屋

☆設計士コメント☆
 壁塗りは加減が難しいです。
”ちょっと下手”ぐらいが、ちょうど良いと思います。 homify での 小栗建築設計室